伊豆榮のもてなし
全ての店舗、全てのスタッフの想いは一つです。
「大切な時間、心に残るひと時をお過ごし下さい」
個性の異なる店舗が紡ぐ、それぞれの時間
- 店舗名
- 伊豆栄 本店
- 住所
- 〒110-0005 東京都台東区上野2-12-22
- TEL
- 03-3831-0954
- FAX
- 03-3836-2807
- 営業時間
- [平日] 11:00〜15:00(L.O.14:30)、17:00~22:00(L.O.21:30)
[土・日・祝] 11:00〜22:00(L.O.21:30) - 定休日
- 年中無休
- JR上野駅 しのばず口 徒歩5分
- JR御徒町駅 北口 徒歩5分
- 地下鉄銀座線上野広小路駅 浅草方面出口 徒歩3分
- 京成線上野駅 徒歩3分
- 都営大江戸線上野御徒町駅 徒歩3分
- 地下鉄千代田線湯島駅 徒歩5分
- 店舗名
- 伊豆栄 不忍亭
- 住所
- 〒110-0005 東京都台東区上野2-11-19
- TEL
- 03-3832-0785
- FAX
- 03-3834-6280
- 営業時間
- [平日] 11:00〜15:00(L.O.14:30)、17:00~22:00(L.O.21:30)
[土・日・祝] 11:00〜22:00(L.O.21:30) - 定休日
- 水曜日
※祝日の場合は11:00〜17:00(L.O.16:30)で営業いたします
ご予約について
お電話による予約を承っております。詳しくは以下よりご覧ください。
出前について
伊豆栄では、不忍亭・永田町店の2店舗で出前を承っております。うな重・各種お弁当など、お店のお味をそのままに、まごころ込めてお客様のお手元にお届け致します。
ご会合・説明会・慶事・ご法事、急なおもてなしなど、ぜひご利用下さいませ。また、配達区域については、ご相談に応じておりますので、まずはお電話にてご連絡下さい。
- 地下鉄銀座線上野広小路駅 徒歩3分
- JR上野駅 徒歩5分
- 地下鉄千代田線・湯島駅徒歩3分
- 店舗名
- 伊豆栄 梅川亭
- 住所
- 〒110-0007 東京都台東区上野公園4-34
- TEL
- 03-5685-2011
- FAX
- 03-5685-0202
- 営業時間
- [平日] 11:00~15:00(L.O.14:30)、17:00~22:00(L.O.21:00)
[土] 11:00〜22:00(L.O.21:30)
[日] 11:00〜20:00(L.O.19:00) - 定休日
- 月曜日
※祝日の場合は11:00〜17:00(L.O.16:30)で営業いたします
- JR上野駅 公園口 徒歩5分
- 京成線京成上野駅 徒歩7分
料理・空間はもちろん、接客こそ一流に
調理長インタビューを読む
調理担当インタビューを読む
調理担当インタビューを読む
接客担当 副主任インタビューを読む
接客担当インタビューを読む
部長インタビューを読む
伊豆榮が大切に伝えてきた「江戸前の味」を
最高の状態でお召し上がりいただくために
伊豆榮全店で使用する鰻は、「立て場」という施設で活きたまま流水にさらし、わずかな泥臭さや雑味まで取り除いています。産地で手間隙をかけて育てられた上質な鰻を仕入れているため必要のないひと手間かもしれませんが、お客様には常に理想的な状態でお出ししたい。その為にも、伝統的な方法を守り続けています。
私は16歳で鰻料理人の道に入り、東京・京橋の老舗で18年修業しました。その店が建物の老朽化によって無くなることになり、「名人」と呼ばれる職人の下でさらに腕を磨きたいと伊豆榮の門を叩きました。それからすでに15年が経ちますが、今以上に美味しい鰻を提供したいという思いは尽きません。
鰻料理は「裂き三年、串八年、焼き一生」と言われます。色ムラのない美しい焼き上がりには、鰻の身を手早くなめらかに裂くことが欠かせませんし、鰻の繊細な旨みを損なわないようふっくらと蒸しあげるのにも高い技術が要求されます。また、砂糖を使わずに醤油と味醂のみで作るたれは、煮詰める時間を微妙に調整することで、味醂の甘みを引き出しながらも醤油の香りや風味を殺さないようにしています。
鰻の繊細な美味しさを引き出し、最後の一口まで、さっぱりと飽きずに食べられる。伊豆榮が大切にしてきた「江戸前の味」を守りながら、日々最上の鰻を提供していきたい。梅川亭の鰻すべてに責任を持つ立場として、いついかなる時でもお客様にご満足いただける鰻を提供していきたいと思います。
手前味噌にはなってしまいますが、私達鰻部門だけでなく、和食部門、仲居、清掃業者の方々、それぞれがプロフェッショナルとして最善を尽くしていることを誇りに思います。
先付・前菜はお客様が最初に出合う料理
だからこそ全神経を注いでいます
調理師専門学校の先輩が働いていた縁で、19歳で伊豆榮に入店しました。初めて伊豆榮を訪れた時は、大きな門構えにとても緊張したことを覚えています。12年が経った現在では、揚げ場を経て、先付や前菜を任されています。
先付や前菜はお客様の元に最初に提供されることの多い料理。美味しいことはもちろんですが、お客様の気持ちを盛り上げられるよう、見栄えの美しさも不可欠だと考えています。どんなお客様にも食べやすいよう、食材の大きさや食感にも心を配り、特にアラカルトでご注文されるお客様には、一分一秒でも早くご提供できるように心がけています。
私達料理人は、日頃お客様と触れ合う機会が少ないもの。ですから、注文の入り方で店内の様子を思い浮かべながら、料理を作っています。不忍池の目の前に建つ本店は、ありがたいことに、土用の丑の日をはじめ、花見や紅葉の季節には特にたくさんのお客様にお越しいただきます。厨房は目の回るような忙しさですが、そんな瞬間が好きなんです。板前同士、そして板前と仲居が互いに息を合わせ、一体になってお客様をお迎えする。慌ただしい一日が終わると、達成感で胸がいっぱいになります。
個人的には鰻には、酢の物を一緒に召し上がると口の中がさっぱりしておすすめです。季節を感じていただけるよう、旬の食材を使って、和食部が心を込めて作っておりますので、味わっていただけたら嬉しいです。
板前の技とこだわりを一度に味わえるのがお弁当
親方の背中を追いかけて、精進を続けます
料理人の道に進もうと思ったのは、母親を手伝う中で料理の楽しさを知ったことがきっかけでした。ただ、いざ料理人を志しても、私が進学した工業高校には飲食店からの求人がほとんど届かず・・・。自分の目で見て決めようと、様々なお店を見学させてもらう中で出合ったのが伊豆榮でした。実際に厨房で働いている板前の姿を見て、見学後にはもう「ここで働きたい」と感じたことを覚えています。
調理師専門学校の卒業生ならば入店時には取得している調理師免許も当時は持っておらず、包丁の研ぎ方や野菜の切り方などの基礎を一から教えてもらいました。
それから5年、現在は前菜と松花堂弁当などのお弁当を担当しています。弁当は、私達前菜担当の他、板場、揚げ場、煮方など、和食部門の職人それぞれの技術とこだわりが詰まっているもの。料理の美味しさを引き立て、お客様に目でも味わっていただけるように盛り付けたいと日々研究しています。梅川亭で和食部門を取りまとめる親方は、入店した時からの憧れの存在。おいしさと美しさ、手際の良さ、そしてセンス。親方のように、その四つを兼ね備えた仕事ができるよう、日々成長していきたいです。
本店、不忍亭と同じく、梅川亭も日本料理に力を入れています。いらっしゃった際には、鰻重だけでなく日本料理も楽しめるコースをお召し上がりいただけたら嬉しいです。
お客様と料理人を繋ぐ
架け橋のような存在に
接客担当 副主任
12年前、伊豆榮の本店に着物姿の仲居が並んでいる写真を見て、その格好良さに憧れたのが入店のきっかけでした。着付けを一から学び、自分で納得のゆくように着られるまで1年。襟元や帯の締め具合をピシッと引き締めると、「さぁ、お客様をお迎えするぞ!」と毎日気持ちが入ります。
上野公園内にあり落ち着いた時間を過ごせる梅川亭は、ご家族のお食事だけでなく、接待など大切なビジネスの場としてご利用いただく機会も多いのが特徴。お席の空気や、料理やお酒を提供するタイミングにも心を配り、行き届いたおもてなしができるよう心がけています。私が言うのもなんですが、梅川亭の仲居は皆聞き上手で、接しやすい者ばかり。私自身は苗字が珍しいことをきっかけに話しかけていただけることも多く、そんな時はこの苗字で得をしているなと思います(笑)。
日頃から多くのお客様に接する中で気づいたこと、お客様が料理を召し上がった際の反応や感想を厨房に伝えることも私達仲居の大切な役割だと考えています。実際、これまでにも、お客様の声がメニューを考案する際のヒントになったこともありました。これからも料理人とお客様、それぞれを繋ぐ役割を担っていけたらと思います。
梅川亭の自慢の一つは上野公園の景色ですから、桜や紅葉の時季に多くのお客様にお見えいただきますが、実は新緑の時季も緑が清々しくて凄く素敵なんですよ。個人的には一年で一番好きな季節です。「大切な日は伊豆榮に行けば間違いない」、お客様にそう思っていただけるよう、これからも誠心誠意この仕事と向き合ってまいります。
心に残るひと時を過ごしていただけるよう
日々新しいことを吸収していきたい
通っていた高校に届いた求人を見て、面接を受けたことが入店のきっかけでした。実は朝があまり強くなく、4件の求人の中で最も出勤時間が遅く書かれていたのが伊豆榮だったんです(笑)。入店後は着つけから接客の作法まで初めて覚えることばかりでしたが、一つずつ学んでいきました。
入店から三年が経った今でも、季節のメニューが変わると、お客様に料理を分かりやすくご説明できるよう、勉強しています。メニュー名や食材、調理法はもちろんですが、お客様からいただく感想も大切に心に留めるようにしています。本店で接客を担当しているスタッフは皆、個性があって、ユーモアに溢れている人ばかり。お客様とも楽しくお話させていただいている姿をよく見かけます。私自身はまだまだ勉強中の面もありますが、「伊豆榮で食事をしてよかった」と思っていただけるように、コミュニケーション能力をさらに磨いていきたいです。私がそう思えるのも、いつも先頭に立って走っている女将さんの姿を見ているからこそ。ぜひ伊豆榮にいらっしゃった際には、どんなことでも私達スタッフにお気軽にお声がけいただけたら嬉しいです。
本店の料理の中で、個人的なおすすめは、季節毎に変わる「平日限定ランチ」です。
子どもの頃に通った、思い出の店・伊豆榮
その魅力を先頭に立って伝えていく
寛永寺のお膝元の上野桜木で生まれ育ったので、七五三をはじめ、何かお祝い事のある時は家族揃って伊豆榮で食事をしていました。20代で入団した地元の消防団で同世代の弘基さん(現・取締役専務)と仲良くなり、それが縁で伊豆榮に入店することに。まさか家族で通った伊豆榮で働くことになるなんて、当時の自分が知ったら驚くと思います。
入店から約16年、梅川亭・本店・不忍亭の順で、3店舗すべてに携わってきました。不忍亭で店長を務めたのち、現在は営業部長として伊豆榮の魅力を発信する役割を務めています。店舗が最も大きく、個室も多く備えている「本店」、上野公園の借景が非日常の時間を演出する「梅川亭」、そして8代目である先代・一夫会長の「老若男女、誰でもお越しいただけるバリアフリーの店を作りたい」との思いが込められた「不忍亭」。こうした店舗それぞれの個性を踏まえ、両家顔合わせや披露宴といったハレの席からお仲間との気軽な集まりまで、様々なシーンに最もふさわしいご提案ができるよう心がけています。
ちなみに、不忍亭は3店舗の中で唯一、出前を行っている店でもあるんです。近隣にお住まいの方や企業の方々の中には出前をきっかけにご来店下さるお客様もいらっしゃいますね。23区内でしたらどこへでも配達していますので、お気軽にご注文いただければ幸いです。
そして、鰻だけでなく本格的な日本料理も味わえる「鰻割烹」としての強みを活かし、新型コロナウイルスの流行下にはテイクアウト用の和食のお弁当も始めました。サーモン・銀だらの西京焼きは、お弁当をきっかけに人気に火が付いたメニュー。コロナ禍が収まりお弁当の販売も一旦終了したのですが、「やめないでほしい」というお声に応えて、現在に至るまで弁当販売を続けております。もちろん、店内でも提供していますので、ぜひお召し上がり下さい。
近年は外国人のお客様も多くご来店下さるようになりましたが、親子三世代、四世代で通って下さる方々も多くいらっしゃいます。私が子どもの頃に伊豆榮で食事をしたことを覚えているように、お客様にとっての「思い出の店」であり続けたい。そのためにも、いつ来ても変わらないおもてなしの姿勢で、店に立ちたいと考えています。